2006年9月22日(金)

MovableTypeなどをCMSツールとして活用する際に考えること(後編)

昨日のエントリでは、主に大手ブログサービスの特徴や、ビジネスとして会社としてブログを運用する際のポイントをまとめました。

今回の内容は、弊社で扱うことの多い「企業サイトへのMovableType導入」や「オーダーメイドCMSとの比較」についてです。

CMSのエンジンとしてなにを使うか

ここ数年で、MovableTypeを用いて多くのWeb制作会社さんがサービスを展開してきていることや、既成CMSとしてのMovableType導入事例が増えてきており、クライアント様からご依頼いただく時も、MovableTypeが…、と打ち合わせ時に話があがることも多くなってきた気がします。


が、企業サイトCMS化を考えるにあたって、まずは落ち着いてどのCMSエンジンが適しているかを考えなければなりません。


MovableTypeはもともと「ブログ」として考えられたプログラムですので、それを企業サイトへ組み込んでCMS化させるという方法は、さほど規模が大きくないサイトにとっては有効な手段ですが、たくさんのエントリ数をかかえるような規模のサイトには、逆に仕様の制約が立ちはだかる場面も徐々に多くなってくるはずです。


MovableTypeともう一つのCMS選択肢

そんなMovableTypeのカスタマイズとあわせて、弊社では以前から、PHPとSQLを使った企業サイト向け「オーダーメイドのCMSプログラム」での構築案件もお受けしており、すでに多くのクライアント様にご提供して、熟成を重ねているCMS構築も行っています(CMS実績一覧参照)。


MovableTypeと同じようにRSS対応・コメント・トラックバックなどの代表的な機能の追加実装もでき、どんどん情報を更新していけるツールとして、複数の動的コーナーが必要な大きめの企業サイトでは有効な選択肢の一つとなるはずです。


○オーダーメイドCMSの特徴

1.記事増加に伴う表示速度
(例:ブログでよくある"再構築"が無く、情報を保存するだけでOK。)

2.管理画面のわかりやすさアップ
(例:コーナーごと、項目ごとに用途や仕様などを明記し、説明書いらずな入力画面に)

3.情報表示の柔軟性
(例:住宅検索サイトの物件絞り込みなど)

4.表の生成
(例:住所・連絡先などをリスト化した動的な会場一覧)

5.複数画像サムネイル生成
(例:デジカメで撮った写真を、トップページや記事一覧では小さく見せて、詳細ページでは大きく表示)


と、MovableTypeでは実現が難しいものもなんなくこなす選択肢となり得ます。

ちなみにオーダーメイドCMSのデモサイトはこちらにあります。
機能としては簡易にとどめていますが、ざっくりとした使い勝手は把握できるので、一度ご試用ください。


『CMS=割り切り』

最後に再確認しておきたいこととして、CMSは万能ではないことがあげられます。

項目に内容を書いて保存するだけで記事がアップされて、更新の手順がスピーディになることと引き替えに、情報は"枠"にはめられることになります。


例えば「タイトル・投稿日・本文」と、必要最低限な項目ですぐに更新するのがブログツール含めCMSのメリット。 枠にはめられることで、自由なデザインやレイアウトがトレードオフになることを割り切らなければなりません。


デザイン性を確保するのであれば、メリハリのあるデザインのページや、動きを付けてインパクトを重視したFLASHなど、視線を別の方向へ向ける必要が出てきます。 もちろん個別にデザインを起こすページには、ページの更新性が低下したりSEO的な構造を割り切る判断も考えなければなりませんね。


弊社がお受けする事が多い、サイトへのMovableType導入・オーダーメイドCMS構築の、代表的な諸機能や特徴をまとめたのが以下の比較表です。

アイタス版CMS機能比較表

自社サイト・自社サービスサイト・自社ブログのCMS化を考えているかたにとって、ひとつの判断基準になれば幸いです。


<長崎@アイタス


企業サイト活性化ツールのデファクトスタンダード『Movable Type』(MT)を用いたカスタマイズサービス

→ サービス概要・料金体系
→ よくある質問Q&A
→ デモサイトとその説明

関連記事Q.どれくらいお金がかかるの?(2007年1月改訂)

コメント

いいエントリだっ。感動したっ(首相引退?記念)

ちなみにアイタス製CMSは2002年日韓共催ワールドカップの札幌オフィシャルサイトにも使われておりまして。

あの、ワールドカップのホームページでもアイタスのCMSが使われておりまして!(ジャパネット高田社長調)

MTもホントいいツールなんですが、きちんと特性と限界を理解している制作会社にコンサルティングしてもらわないと、

「とんでもないことになりますよ」(タケちゃん@怖い話風味)


エントリで紹介している当社CMSのデモサイト、ぜひご自身でお確かめいただきたいのは「管理画面の使い勝手」。

「毎日CMSを使う人のことを考えてデザイン」した、弊社ナガサキの実は隠れた代表作のひとつです。


オーダーメードCMSとMTの比較表にある「LAPP」とは、Linux(OS)・Apache(Webサーバ)・PostgresSQL(データベース)・PHP(スクリプト言語)の略称で、オーダーメードCMSを開発するときのオープンソース群によるプラットフォームのことです。

同様のものにLAMP(Linux・Apache・MySQL・PHP)というのもあり、アイタスはこのLAMP/LAPP環境でのWebアプリ開発を得意としております。実績多数。

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