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こんにちは。石川です。
出版社に勤めていたとき、編集長はこんな話をしてくれました。
「興味のある見出しが三つあったら、人は雑誌を買う。ひとつなら立ち読みで済ませてしまう」。
20年近く前のお話ですが、私にとっては今でも大切にしている金言です。
当社のスタッフにも参加を勧めている経営セミナーでは、ヒューマン・キャピタル・マネージメント代表取締役CEOの土井さんが
「得意分野がひとつに特化していると弱い。ふたつあると安定しますわなぁ」と、はんなりとした口調でやわらかく要諦を説明してくれます。

心理学ではこんな図形の話があるそうです。

これは
きちんとできている多くの部分に人は注目せず、欠落している部分についつい視点が向いてしまう
という心理を表している図です。人ってこうだよね。
できていることのほうがたくさんあるのに、できていない1点ばかり気になってしまう。
できていることは「できてあたりまえ」が前提になってしまうわけですね。
これは逆に応用すると、大方は「無難」「人並み」であっても、「一点でも突出したところがあると、人はそこに注目する」ということでもあります。
で、前述の
「興味のある見出しが三つあったら、人は雑誌を買う。ひとつなら立ち読みで済ませてしまう」。
「得意分野がひとつに特化していると弱い。ふたつあると安定しますわなぁ」。
このへんを意識して、特徴をひとつではなく、ふたつ三つ用意する。

私たちアイタスではこのようにして、
「この企画にはとんがった部分が複数あるか?」をプランニング時にチェックしています。
企業ホームページリニューアルの相談をお受けするとき、同業他社さんの仕事の質を見るとき(見てくれって頼まれるんだもの)、このような観点があると、パッと見で即断できます。そしてそれで案外まとはずれな認識にはならないものなんです。
想定しているユーザー層に対して
○役立つコンテンツ・サービスがふたつ三つあるか?
ポイントはここ。
他の技術的なお話は、ここがクリアになってからです。
Movable Typeのカスタマイズとか、SEOとか、HTMLとCSSの分離とか、イケてるデザインとかとか、このようなテクニカルな話もそれはそれでとても大切なのですが、これありきでは無いのです。
ホームページデザインをやっている人も、ホームページ作成を依頼する人も、このへんを忘れないことが大切ではないのかなーと思っています。
多くのホームページ制作会社は、この観点をついつい忘れがちです。
人と人をつなぐものは、実はもっとローテクなところにポイントがあって、それをAmplifierするのが、制作会社が日夜磨きをかけている技術です。
増幅するべき「もと」が無ければね。
<石川@アイタス>
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