2007年3月 6日(火)

お祈り

代表 石川
こんにちは。石川です。


デザイナーご応募のかた、書類郵送締切は来週14日(水)です。よろしくお願いいたします。

※2007年3月の「Webデザイナー」募集は終了いたしました


今回もたくさんのかたからご応募いただいております。誠にありがとうございます。

書類選考と面接にて採用者の決定をするわけですが、さまざまな観点がそこにあります。

たとえばこのように、ご本人が優れていても、募集時の当社にポジションが空いていなければ採用が難しかったりもします。非常に残念ですが。

タイミング、縁というものを思わずにはいられません。


以下、言葉を飾らずに率直に書きます。長くなるかな……。

たぶんビジョナリーカンパニーだったかと思うのですが、ヒューレットパッカード社創業時の話で、ポジションに必要な人を採用するのではなく、人間的にポテンシャルの高い優秀な人を雇い、雇ってから、さてこの人にはなにをしてもらうと良いか考える−−−といったエピソードが紹介されていました。今、手元で確認取れないので、ちがう本・ちがう会社の話かもしれませんけど。

これについては、とても考えさせられました。

創業時ならこれは大正解だと思いますし、できる。ところが「すでに事業開始していて、事業継続性の責任を果たすために人員の補強をすみやかに行わなければならない」といった理由で増員する場合、そうはいかないのです。「んーと、Illustrator使える?」とか聞かなきゃならない。


これは考えを進めると、そもそも「そのビジネスどうよ?」といった話に行き着いてしまいます。

ぶっちゃけ、私がこれから起業するなら、Webサイト制作業はやりません。儲けるの大変だもの(儲けられないとは言いませんけどね。へへへ……)。

アイタス(というか私)が今日もWebサイト制作をしている理由の8割は、責任を果たすためです。残り2割は、Webサイト制作が好きだからです。てへ。

「あるべき理想」「最適」「最善」を考えてなにもしないより、今ここに居ることになにかの必然を感じ、その与えられた居場所で課題やらドタバタやら抱えつつ何かやっていくことのほうが、よほど得るものがあるでしょうし。それが人生ってやつだろ。自分の、自分のまわりの批評家になっても意味無いです。

これは私が今年40歳になるから思うことなのかもしれませんけど。

不惑。諦念。生きてるだけでぼろ儲け。


とまぁそういうわけで、根本に戻ってビジネス自体を考えてもしかたが無いのです。俺はWeb屋だ。Webやれるヤツ増員するぞなわけです。


さて、今回のデザイナー求人では「やる気重視!」とアナウンス致しました。

そのやる気について、未経験者でも油断している経験者の寝首をかくくらいのことは本気出すとできるよというお話もいたしました。

ご応募いただいた多くのかたの中には、このへんをきちんと理解して、応募書類で工夫してくださったかたもいらっしゃいました。

しかしですね。

これは確かヒューマンキャピタルマネージメント社長である土井さんのブログで読んだのだと思うのです(例によって今手元で確かめられないので違うかもしれません)が、「溺れてる人を助けるためには、泳げるようになっておかないと」という側面があります。

志を支える知識・技術・経験・実行力その他

「溺れている人を助けたい!」と正しく熱い思いを持っていたとしても「ただし私はカナヅチだっ!」と胸張ってるだけでは、思いは成就しないのでは無いでしょうか。


就職活動というのは競争です。この競争の勝敗は総合力だと思われます。たくさんの応募書類を拝見し・面接をしてきた私の感想です。

「経験・スキル無くてもオッケーよー」とは言っているのですが、ご応募いただくかたには経験・スキルをお持ちのかたも実際には多数いらっしゃいます。総合力。どう戦うか?


1.志

2.その志を支える知識・技術・経験・実行力その他

3.それらを機能させるための明るさ・ほがらかさ・愛想良さ

これらそれぞれを10点満点として、自分は現状各項目どれくらいの点数なのか? 弱い項目があるとしたら、他の項目でどう挽回するか?

こういう作戦練ってほしかったかなぁと。

やる気のある(と仰る)人が、大抵の場合無策であるのが残念です。


書類選考・面接で残念な決断をしなければならない場合、「うーん、ここが惜しいんだけどなー。それ本人に伝える機会ないしなー」と、もどかしくなることがあります。

貴方のこの点は評価する。この点をこうこうこういうふうに補強してくれると(あるいは具体的な補強プランが策定できると)、ちがう展開の可能性はある。今回は不採用となったけれど、アイタスでは常に応募を歓迎している。よければ再挑戦してほしい。

といったことを書いて書類返却したいのですが、どうなんでしょう。

私なら他社受ける上でも参考になるから書いて欲しいと考えるのですが、余計なお世話なんでしょうね。


というわけで、不採用通知はごく事務的な定型文になっておりますが、いろんな思いをこめて返送しております。

袖振り合うも多生の縁。当社にご応募いただいたかたの今後の活躍を、本当に心から願っている次第です。


<石川@アイタス


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