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こんにちは。石川です。
このエントリの結論は「餅は餅屋」ということなのですが、以下、打ち合わせの時間までつらつらと。
ここ数ヶ月、セミナーや自社プレゼンなど人前でお話しする機会が何度かありまして、そこであらためて実感したのが「企業ホームページのすべてを自力でつくろうとしている起業家やサイト担当者が少なくない」という事実です。
私がWebサイト制作会社の者だから言うのではなく、なにがしかのご縁があったかたがただからこそ、それはどうだろうとお話ししています。
まずはとりあえずの会社ホームページを持っておきたいと考えている起業家におすすめしたいのは、
1.ネットで無料〜少額で提供されているブログサービスを活用。デザインは既製のテンプレート
→これは限りなく制作費ゼロに近いですね。
2.上記で、テンプレートは有料のものやデザイナーに発注して独自のものを用意
→数千円〜数万円?
3.上記では構築しきれない更新の仕組みや個別にデザインしたいページがどうしてもあるのなら、それらをデザイナーに発注
→アイタスでいえば30万円〜
このへんです。
起業家が大切に使わなければならない有限の手持ち資源にカネと自分自身の時間があります。カネを節約するために「自分でなんとかデザインしよう」と考えるわけですが、本職のWebデザイナーでさえ、それなりの企業ホームページを制作するのには最短でも一ヶ月程度の期間が必要です。通常の企業サイトには数ヶ月の制作期間がかかっています。
一所懸命勉強して、手間ひまかけて、自分自身でさえ「……う〜ん」と感じてしまうホームページを数ヶ月かけてコツコツとつくっていく。かつ、そこで得られたノウハウは、何度も使う(=売れる)場面は発生しない非常に限定された分野のものとなります。
起業家はもっと他に時間を使うべきだと思います。
だからこそ、起業フェーズのネット施策は無料ブログ〜ブログカスタマイズによるCMSで構築したコンパクトな会社ホームページ(しかし情報発信力はパワフル)あたりに留めておいて、「情報をどんどん出す」ことに専念すべきだと感じます。
起業するような人はある意味スーパーマンですし、なんでもそこそこできちゃうので、自分のホームページくらい自分で作ろうと考えます。
ここが罠。
一方、起業家・経営者ではなく、業務として担当している社員のかたの中にも「ページをデザイン」しているかたがいます。
企業のWeb担当者はプロデューサーやディレクターであり、デザイナーやコーダーではありません。
いろいろ勉強して商品ページの画像を作成したりレイアウトしたりしていますと話すWeb担当者に、たとえば
「この前アクセス解析したのはいつですか?」とお尋ねして明確な回答が出てくることはかなり稀です。
そこそこの品質の画像やページデザインは外部の者でもできます。自社のさまざまなコンディションや方向性を押さえ、サイトで実施した事項の効果測定をし、次の企画を考えたり、社内調整を図ったり、発注書に書ききれない細かな(しかしホームページ運用にはそういったさまざまなToDoがたくさん)作業をしたりは、社内の担当者でないとできません。
※外部発注も可能ですが、受発注双方でみっちりと組まなければなりません。費用もかなりかかります。
「画像をがんばって作っている」「ホームページビルダーを覚えてHTMLファイルを作成している」からこそ、自社のWeb施策が進んでいない可能性があるわけです。
私がセミナー等で対象としているのは「制作者」ではなく「経営者層」や「企業Web担当者」です。この層へお伝えすべきはホームページ作成アプリの操作方法ではありませんので、こういった内容を期待していらっしゃった場合、大きなミスマッチが発生します。
蛇足ですが、アプリの具体的な使用法をセミナーでつかもうというのがそもそも無茶です。そういう方面のセミナーに参加する場合も、セミナー会場ではどのようなことができるのかを「知って」、実際の操作や試行錯誤は別途多大な時間を費やさなければ身につきません。
数時間のセミナーに足を運んでホームページが制作できるようになるのであれば、それを専門にやっている業者は不要です。
「企業のホームページを制作する」というビジネスが国内で発生してから12・13年経ちますが、当初から「ホームページなんて誰でも作られる」と言われていました。
しかし、いまだにWebサイト制作会社は必要とされています。
移行前の旧記事は営業日報(ココログ)をご覧ください。