Web活用備忘録

なにをやるかではなく誰とやるか『面白法人カヤック会社案内』

2009 年 1 月 5 日

404 Blog Not Found:2009年の仕事始めまでに読んでおきたい12冊から一冊。


面白法人カヤック会社案内

柳澤大輔
プレジデント社
売り上げランキング: 2267

おすすめ度の平均: 5.0

5 世の中、捨てたものじゃない。
5 こんなご時勢だからこそ「チャレンジする」価値がある!
3 漫画っぽい会社です
5 爽やかな「会社案内」
5 面白く働きたい!



とかく、企業Webサイト制作において「なにをやるか」は考えても(これを考えるだけまだマシなのだが)「誰とやるか」を重視していないケースが多い。

だから、相見積となるし、入札となる。金額勝負は国を滅ぼすよ。


「コイツと仕事してえ!」。

そう思える人材を採用する。
そう思えるクライアントとビジネスする。

これがアイタス創業以来の基本姿勢。


もちろん、そのためには

アイタスで働きたい。
アイタスに仕事頼みたい。

そう思ってもらえる会社でなければね。


それは、一筋縄ではない。不断の「具体的な」取り組みが必要。


私がカヤックを尊敬するのは、一見、直感や思いつきだけで動いているように見えて、実はリサーチを徹底するなど「思い」と「その思いを実現するために実施すべきこと」がきちんと連動しているところだ。

ひとつ事例を挙げると、カヤックの受託部門だったクーピーでは、確か、日本全国のWebサイト制作会社の自社サイトをローラーで調査し、その上でクーピーサイトの構成・サービスやビジネスのチューニングを行っていたはず。


若手が起業して上っ面だけで「仕事は楽しく」と言ってるところの多くは「思い」があっても、そのためにクリアすべき地道な作業をスルーしていることが少なくない。

「このギャグひとつを成立させるために、スタッフどんだけ動いてると思ってるんだ!」みたいな。

この本を通して見えてくるカヤックの有り様は、私にとっては「非常に真っ当な会社」というもの。


あるタイプの経営者にとっては、会社自体が最大の作品(という表現はしっくり来ない部分もあるが)だ。

それが経営者だけの独善で終わるのか、社員に、そして社外の関係者にも愛され大切にされる作品となっていくのかは、この本に多くのヒントがある。


<社内既読者コメント>

○紹介してくれてありがとう>小飼 弾氏。書いてくれてありがとう>ヤナさん

○明確でぶれのない経営理念の重要性と強さが印象的でした

<アイタス文庫担当@アイタス

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