Web活用備忘録
小規模SNS企画成功に必要な五大ポイント
2008 年 9 月 23 日
こんにちは。今スグ試せるWeb活用研究会の石川です。
SNS企画における五大ポイントをまとめます。この5ポイントを網羅すると、特定の属性にセグメントしたSNSは成功するでしょう。たぶん。
- 習慣性を企画できるか
- 批評対象があるか
- 自慢アイテムがあるか
- 女っ気があるか
- 世話人がいるか
1.習慣性を企画できるか
すべてのサービス同様、SNSも「繰り返し使ってもらう」必要があります。「起きたらアクセス」「お昼休みにアクセス」「課長の目を盗んでアクセス」「通勤電車でアクセス」「寝る前にアクセス」。このような習慣となる仕掛けがないと、ユーザーはそのうちまったくアクセスしなくなり、SNS全体が開店休業状態に陥ります。
この「習慣性」についてはさまざまなプランが考えられ、ここがSNSのコンセプトに直結しますね。日次で記録をつけなければならないとかとか。
2.批評対象があるか
場を用意しさえすればユーザー同士が勝手に交流して盛り上がると多くのSNS企画者は考えます。妄想ですね。話題となる対象が無ければ、コミュニティは盛り上がりません。人がなににアツくなり、わざわざ書き込みしたりするのかを考えたいところです。当コミュニティの議題についてまじめに語り合いましょうと呼びかけても、誰も反応しません。人が勝手に喜んで書くのは、他者のうわさと悪口です。
3.自慢アイテムがあるか
もうひとつ。人々がどんどん情報アップするのは、自己顕示欲を満たせるときです。「わたしの自慢の○○を見て〜」。そのコミュニティには、自慢しあえる・見せっこしあえる対象があるでしょうか。
4.女っ気があるか
言わずもがな。SNS=出会い系であることを踏まえていないと。
5.世話人がいるか
端的に言ってしまえば、SNSの機能は二の次です。場を切り盛りできる人材確保がカギ。良い世話人さえいれば、メーリングリストひとつでもコミュニティは成立します。
これからなにかのクラス対象にSNSを企画しようとしている人は、まさかmixiをつくりたいわけではないでしょう。
mixiは圧倒的な分母の上で成り立っているものであり、まさに「これだけ人いりゃ、勝手にあれこれ起きる」状態です。我々がこれから企画するSNSは、この前提、母数がちがう。
せいぜい数百〜数千程度のユーザーが集う場においては、運営側が交流のきっかけを提供するなどの「恒常的な手入れ」が不可欠となります。
このへん含めて、企画・運営側の腕の見せどころといったところでしょうか。
OpenPNEのカスタマイズできます!=SNSやれますでは無いということで。
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