Web活用備忘録
8.リアル店舗・人物の存在感を。
2008 年 9 月 18 日
このエントリは旧アイタスサイトおよび旧ブログ記事の再掲となります。
自分の条件に合致する賃貸物件をネット上で見つけたとしても、お客の99%は連絡先に「問い合わせ」をする。
「ホームページ見たんですけど」「管理番号○○○の部屋、まだ決まってませんか?」「これ、2DKなんですね?」「家賃は○万円なんですね?」「で、管理費が○千円…と?」「駐車場は空いてるんですね?」。すべて情報はサイトに載っているのだが、契約しようと気持ちが固まっている人ほど念のために確認するものだ。
さて、つまり。なにかの探し物をするときに「とりあえず」「まずは」ネットで検索してみるような「今どきの」「(もしかしたら)知らない人と話すのが苦手な人」であっても、物件成約のプロセス上、必ず「連絡先の誰かと電話で話す」のである。
安心して電話をかけられる「店」「人」であることをサイト上で印象づけておくのは、したがってとっても重要な仕込み作業となってくる。
『ご入居までの流れ』『○○タウン周辺情報』『部屋探しお役立ちリンク集』『○○店スタッフ紹介』などなど、賃貸Webサイト本丸である『物件情報』以外の補強コンテンツを整備する場合、それらコンテンツが「有益な情報を提供する」姿を借りて「店・人」の良い雰囲気を伝える機能・表現となっていなければ意味がない。
ここがおろそかになっていると、いくら良質なコンテンツを用意しても、単にリンク先から飛んできて、情報を得た後リンク先へ去っていくだけである。ゆえに、上記コンテンツはたとえばそれぞれ『賃貸ちゃん(キャラクター)が解説する入居までの流れ』『本人も在住。○○店勤務△△が足で稼いだ○○タウン周辺情報』『Webマスター□□の部屋探しお役立ちリンク集・春だ引っ越しだ編』『電話担当・店舗担当 ××のよくあるご質問 なんでも聞いてね~♪』でなければならない。
実は「お客」になる人は、本人さえわかっていないが「物件情報」を探していない。「親切に対応してくれる頼れる不動産会社」を探しているのである。ここをゆめゆめ忘れてはいけない。
賃貸不動産サイト十カ条
- コンテンツ・メニューは必要最低限で
- 検索機能は必須。しかし、フツーの機能で必要十分
- 価格の明示
- 写真はできるだけたくさん、大きく
- 物件には的確なコメントを
- 「おすすめ物件」。おすすめと言いたいだけとちがうのかなぁ?
- 物件情報にはタイムスタンプを。
- リアル店舗・人物の存在感を
- 必要十分なデザインの品質を
- バックグラウンドで動かすデータベースには詳細な情報・細かな項目も
- 番外.CRMしないの?
<不動産サイト担当@アイタス>
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