Web活用備忘録

どのデザイン案を採用すべきか悩んでいたWeb担当者に朗報-Googleウェブサイトオプティマイザー

2008 年 4 月 21 日

アイタス石川
こんにちは。今スグ試せるWeb活用研究会の石川です。

Googleが一般公開したウェブサイトオプティマイザーは、真剣にWebサイトを運用している担当者や経営者にとって不可欠なツールとなる可能性があります。

現在、多くのWeb担当者がSEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)に強い関心を持っているのと同程度に、近い将来、LPO(Landing Page Optimization:検索エンジンから最初にたどり着くページ内容の最適化)が注目され、LPOに取り組むための必須アイテムとしてGoogleウェブサイトオプティマイザー(長いので以下オプちゃんと略記)が多くの企業で用いられるかもしれません。

Web担当者の悩みのひとつに「制作会社から上がってきた複数のデザイン案(コンテンツ案)のなかで、どれが最も効果的なのか?」をジャッジしなければならないことがあります。

A案は定番。それとは異なる観点のB案も魅力的。いやいやC案も捨てがたい……。

これまではどれかひとつを選ばなければならず、本当にその選択が適切だったのかを客観的・科学的に検証するすべがありませんでした。

それを無料で行えるのがオプちゃんです。

英語の解説となりますが、オプちゃんでできることをわかりやすく映像にまとめられているので、まずはGoogle Website Optimizer Overviewをご覧ください。

この発表があった先週4月18日は、有償でLPOサービスを展開していた会社にとって悪夢の金曜日だったことでしょう。合掌。

企業Webサイトには目的があります。

それはたとえば

○商品購入
○問い合わせフォームからのコンタクト
○会員登録

などになります。いずれにせよ、サイト利用者に何かの行動を起こしてもらうのが目的となります。

これをコンバージョンと言います。

このコンバージョンページへたどり着くページ遷移のなかで、最も効果があったページデザイン(コンテンツ)はA案かB案か。これを計測できるのがオプちゃんです。

Web担当者は、直感・経験則・好み・制作会社のウソに惑わされてどれかひとつだけを事前に選ぶのではなく、オプちゃんで効果測定を繰り返して最適なコンテンツへ到達できるようになります。

Googleウェブサイトオプティマイザー・ヘルプセンター

アイタスは、早くLPOがSEOのように一般化され、多くの企業Web担当者がオプちゃんで「どのページコンテンツが優れているか」を科学的に計測し、そこで結果を出す制作会社がどこなのかを知るようになれば良いなと考えています。

そうすれば、オレ様がいつも言ってることが正しいと客観的に証明されるからな。

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