Web活用備忘録
提案書に必要な観点
2009 年 9 月 24 日
当社で仕事をする社員に、私がなにを残せるかと考えることが多くなっています。
少し前から私のエントリ用顔写真を変えて、そこに「Dead or Talk」と入れたのも、同じような気持ちからです。
非常に傲慢なもの言いとなりますが、アイタスで働いて得られる最大の報酬は、私の指導を受けられることです。
それはノーサンキューという人は、ウチに長くはいません。
サバイバルし続けることに関して、私は14年の実績があります。
しかもそれは、自分らしさ・自分たちらしさを失わない上で。
ことWeb制作の業界に限って言えば、この私の冒険は、常にほぼ最長記録のはずです。
そしてその記録は、今日も更新し続けています。
そこにあるノウハウなのか処世術なのか諦観なのか行動指針なのか、自分でもよくわかりませんが、なにがしかをウチの社員に伝えようとしているのが、私の日々やっていることです。
というわけで、とある提案書について、こんな指導・指示をしています。
SPDを意識した流れに
まず、現況サイトの課題を明示。
なにが課題なのかを、相手と我々がきちんと認識共有しなければならない。
その上で、その課題を解決するためには何が効くと我々が考えているかの提示。
でないと、我々と同じ認識になっていない相手にとっては、提案が唐突な話になる場合が多い。
用語解説が必要
たとえばいきなりCMSと出してしまいがちだが、CMSってなに? という人たちを相手にしていることを再認識しよう。
CMSってこういうもの という、別資料が常に必要。
それはウチにはたくさんあるはず。例のマンガ解説とか動画とかとか。
ことばのチョイスに気をつけよう
たとえば「内製」ということば。意味的にはまちがい無いのだが、相手がピンとくる言葉・不快にならない言葉選択を。
内製 → 学内で更新 とかね
最後に、各ページにタイトルを付けよ
そのページで、なにを言いたいのか。
一言でまとめると、そのページは何なのか。
それを意識して、最後にタイトルを。
そのタイトルだけ見ても、どんな提案なのかがざっとわかるものでないと、内容見ない。
この話は、サイトづくりでも結構何度もやっている話。タイトル自体が、なんら実利的な情報となっていない場合が多い。コーナータイトルとかね。でも、デザイン上で一番目立たせたりしてる。
新聞の見出しと同じ。大見出しだけざっと見て回っても、概要わかる。詳しく知りたいから記事内容読む。
新聞の見出しが
経済ニュース 道内ニュース 海外トピックス スポーツ
となっていたら、見出しが持っている役割を果たしていないのがイメージできるよね。
サイトも、提案書も同じ。
「やること」を説明するのではなく「実現すること」を訴えよ
顧客が興味あるのは、やることではない。それは業者さん(ウチ)がやるのだから。他人事。
なにが得られるのか。「実現されること」を解説せよ。
それを実現するために、具体的にはこんなことしまっせという順序が大切。
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